旬の食材(青果編)
陸奥(りんご)
○品種動向
ゴールデンデリシャスと印度の交配種で、昭和5年に、青森県りんご試験場で育成された品種。昭和24年に種苗法に基づく名称登録第1号として登録された。
果重は350〜400gで大玉、果皮は有袋栽培では、黄緑色の地肌に陽光面が淡紅色になり,無袋栽培では、青黄色となる。肉質は粗いが、果汁が豊富で特有の芳香がある。ゴールデンデリシャスよりも食味は淡白であるが外観、貯蔵性は勝る。収穫量は20,000t台であるが、中生種としては、一定の地位を確保している。
○生産・消費動向
平成10年産の収穫量はりんごの収穫量の3.1%を占めている。都道府県別収穫量は、全体の92.6%が青森で主産地となっている。
陸奥はふじよりも以前に育成された品種で、普及したのは昭和40年代。品種別構成比は低いが、大玉であること、日持ちがすることによって希少性がある。贈答用の需要もあり、りんごの中では最も単価が高い品種。
○鮮度の見分け方
陸奥は有袋栽培と無袋栽培では果皮の色が違う。二重、三重の被袋をすると美しい淡紅色となる。養水分が過剰であったり、被袋しすぎると青色のままになってしまう。無袋栽培は黄緑色で、外観は有袋より見劣りするため価格は安いが、風味、食味は優れている。
※『旬の食材(青果編)』は株_経新聞社発行「2000年版野菜と果物の品目ガイド」より抜粋したものです。 |